多くの人が集団活動をするキャンパス内に感染力の強い病原体が持ち込まれると、その病原体が広がり集団感染につながる危険があります。これを防ぐためには、多くの人が、抵抗力(抗体)をもつこと、正しい知識を持って正しく行動すること、感染症が発生した時はその情報を共有して病原体が広がることを防ぐ措置をとること、が必要です。岐阜大学では、感染症予防のために、新入生対策、教育啓発、感染症発生時対策の3つの視点から行動をしています。

感染症発生時の対応について

学内で感染症が発生した場合は、その情報をいかに管理するかが重要です。本学では、学内の患者発生状況を一ヶ所に集約し、それを監視して休部、休講指示を即決する機能を保健管理センターが担当しています。感染症と診断されたら、下記のFormsから報告をしてください。また、所属学部の学務担当係にも連絡してください。感染症による欠席については、就学上の配慮がなされますので、無理に登校して感染を拡大させないよう、療養に努めてください。教職員は、各学部の総務担当係にも連絡してください。

感染症発症時の報告について

新入生に対する感染症4種抗体検査の実施

本学では新入生全員に麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎の抗体価採血検査を実施しています。抵抗力(抗体価)が不十分と思われる学生には予防接種の勧奨を行っています。

教育啓発

新入生を対象とした初年次セミナーなどの機会に、各種予防接種についてや、海外渡航時の感染症予防など、感染症に関する啓発講義をしています。また、このような話題は「保健管理センターニュース」で情報発信につとめています。